分類に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 15:19 UTC 版)
合弁花類の定義も確定したものではない。例えばウリ科は古くは離弁花類とされたが、新エングラー体系では合弁花類にされ、その後の分類体系ではまた離弁花類に属すグループに近縁とする。 また、ツバキ科には花弁が基部で合生するものがあり、ツツジ科には花弁が離生するものがあるが、これらは花弁以外の特徴からそれぞれ離弁花類・合弁花類に近縁とされたため、それに従って分類されている。(なお、現代ではツバキ科とツツジ科は同じツツジ目に属す程度近縁とされる) 1980年代以降の植物分類(クロンキスト体系など)では合弁花類を分類群として採用していない。 現在最新のAPG植物分類体系では、かつての合弁花類の多くがAsterids(キク類)という系統群に入れられているが、ここにはかつて離弁花類とされていたツバキ科やセリ科、ミズキ科などが入れられる一方、ウリ科やイソマツ科などは外されている。
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