名前《心太》の読み方
人名用漢字「心太」の主な読み方
人名としての「心太」の読み方は、主に「しんた」、あるいは「ここた」や「ここと」などが挙げられる。男の子の名前の読み方
「心太」は男の子の名前として取り入れられることが多い。主な読み方は、しんた、ここた、ここと、等。女の子の名前の読み方
「心太」を女の子の名前につける例はなかなかない。「心」は女の子の名前に人気の高い字であるが、「太」はもっぱら男の子の名前につけられる字といえる。漢字に込められた主な意味・イメージ
「心太」の「心」の字は、心臓の形を意匠化した象形文字である。漢字の意味は肉体的な「心臓」も精神的な「心」も含む。名付けに込められる意味としても、度胸、意思、思いやり、といった幅広いイメージが託される。たとえば「優しい気持ちをもつ思いやりがある人になってほしい」「物事の中心となって引っ張っていく力を持った人になってほしい」といった願いが込められやすい。「心太」の「太」の字は、男の子の名前のいわゆる「止め字」としてよく用いられている。その場合の読み方はもっぱら「た」である。「太」は「太陽」「太平」「太玉串」のように、壮大さ・豊かさ・立派さを指す意味がある。「太郎」のように「一番」を指す意味もある。
また「太」は「泰」の異体字として成立した字とされる(「泰平 / 太平」のように字を置き換え可能な例もある)。その意味では「太」の字にも穏やかさのイメージが見いだせる。
「心太」の名付けに際して踏まえて置きたい点
「心太」は一般名詞としては食品の「ところてん」を指す言葉である。この事実を心無い人が揶揄するかもしれない、という点は、あらかじめ念頭に置いておく必要がある。「心太」の字面から「ところてん」という読み方は自然には導かれない。つまり「心太(ところてん)」は熟字訓の類である。
このような読み方があると理解した上で、信念や誇りをもって敢えて「心太」と名付けるならば、それは何ら問題ない。
ところてんの作り方は「天突き」を使って細い麺状に加工する工程がよく知られている。このイメージに因み、たとえば「袋小路に突き当たっても臆せずに突破できる人になる」といった願いを込めて「心太」の字を用いる、という考え方もできる。
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