同体や水入り以外による取り直し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 15:50 UTC 版)
「取り直し」の記事における「同体や水入り以外による取り直し」の解説
2012年5月場所6日目、三段目の龍勢旺-大翔虎戦で、行司木村隆之助が軍配を勝負の決まる前に挙げてしまったため取り直しとなった。 2012年7月場所7日目、十両の北磻磨-旭日松戦で、立合い両者の手つきが不十分のため、鏡山審判部長(元関脇多賀竜)が「立合い不成立」を宣言。しかし、これが聞こえなかったのか行司木村堅治郎が気づかず、そのまま取組を続行。旭日松が北磻磨を押し出しに破ったが、取り直しとなった。取り直しの一番は逆に北磻磨が旭日松を突き落としに破った。 2012年11月場所9日目、幕内の日馬富士-豪栄道戦で、豪栄道が西側の白房下に日馬富士を寄って両つま先で俵を伝った際に、東側の赤房下にいた審判委員の湊川(元小結大徹)が手を上げて、「勝負あり」を示して取り組みを止めさせた。その後協議となったが、実際には日馬富士の足は俵の外には出ておらず(実際取組中のすぐ目前で見ていた大鳴戸(元大関出島)は「土俵内の砂が飛んで来た」と説明している)、審判部長の鏡山(元関脇多賀竜)は「向正面の審判(湊川)が日馬富士の足が出たと勘違いし手を挙げてしまいました。従って、もう一度やり直しという形でやらせていただきます」と場内へ説明。取り直しの場合と同様に再試合となったが、行司が軍配を上げないまま協議に入ったため、記録上「取り直し」とは扱わず、取り組みは「やり直し」となった。やり直しの一番は日馬富士が豪栄道を寄り切りで破った。
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