合衆国法典第17編の全体構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:22 UTC 版)
「著作権法 (アメリカ合衆国)」の記事における「合衆国法典第17編の全体構成」の解説
合衆国法典第17編は章 (Chapter) の名称とその内容に一部不一致が起こっており、章の下の条 (Section) レベルで参照しないと、全体構成が把握できないため注意が必要である。これは米国著作権法の改正が頻繁に起こり、その度に権利保護の対象となる著作物が増え、例外や罰則などが追加で規定されてきたためである。 合衆国法典第17編の章構成章章名条第1章著作権の対象および範囲 (Subject matter and scope of copyright) 第101 - 第122条 第2章著作権の帰属および移転 (Copyright ownership and transfer) 第201 - 第205条 第3章著作権の保護期間 (Duration of Copyright) 第301 - 第305条 第4章著作権表示、納付および登録 (Copyright notice, deposit and registration) 第401 - 第412条 第5章著作権侵害および救済 (Copyright infringement and remedies) 第501 - 第513条 第6章輸入および輸出 (Importation and Exportation) 第601 - 第603条 第7章著作権局 (Copyright office) 第701 - 第710条 第8章著作権使用料審判官による手続 (Proceeding by copyright royalty judges) 第801 - 第805条 第9章半導体チップ製品に対する保護 (Protection of semiconductor chip products) 第901 - 第914条 第10章デジタル音声録音装置および媒体 (Digital audio recording devices and media) 第1003 - 第1010条 第11章録音物および音楽ビデオ (Sound recordings and music videos) 第1101条 第12章著作権保護および管理システム (Copyright protection and management systems) 第1201 - 第1205条 第13章創作的なデザインの保護 (Protection of original designs) 第1301 - 第1332条 第14章1972年より前に録音した音楽著作物の不正利用 (Unauthorized use of pre-1972 sound recordings) 第1401条 著作物の利用者の観点では、著作権者に無断で利用しても著作権侵害に当たらないケースとして、後述するフェアユース (公正利用、第107条) が知られている。しかしフェアユースは原則論に留まっており、著作物の種別や条件に応じた個別規定は複数の条にまたがっている点に留意が必要である。
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