台風の進路予報表示
- 分野:
- 台風に関する用語
- 意味:
- 12、24、48及び72時間後の台風の中心位置と72時間以内に暴風域に入るおそれがある領域の予想を予報円(点線)と暴風警戒域(実線)で示したもの(実況の中心位置は×印)。5日先までの台風の進路を示す際には、24、48、72、96及び120時間後の台風の中心位置の予想を予報円(点線)で示す(実況の中心位置は×印)。
- 備考:
- 12、24時間予報:3時間毎に発表。
48、72、96、120時間予報:6時間毎に発表。
a)台風が日本に接近し、重大な災害が発生するおそれがある場合には、12、24、48及び72時間後の予想に加えて、3、6、9、15、18及び21時間後の予想を発表することがある。
b)移動速度が小さい場合(20km/h(10ノット)未満)には、12時間後の予想は省略することができる。
c)温帯低気圧に変わっても暴風域を持つと予想される場合には、暴風警戒域を付ける。
d)72時間以内に台風が北西太平洋以外の領域に達する予想がある場合、あるいは予想進路及び過去の統計から4日先または5日先に台風ではなくなっている可能性が高い場合は、4日先または5日先の予報を省略することができる。 - 用例:
- 第3図及び第4図に代表例を示す。
台風の進路予報表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:21 UTC 版)
台風の進路予報表示では、平均風速が15m/s以上の強風域を黄色の円、同じく25m/s以上の暴風域を赤色の円で表す。12、24、48、72、96および120時間後の到達予想範囲は点線の予報円で記す。台風の進路が予報円の中に入る確率はおおよそ70%である。また、台風の中心が予報円の中を通った場合、暴風域に入る恐れがある範囲を赤い線で囲む。これを暴風警戒域という。 台風の進路予報表示は1953年(昭和28年)6月から1982年(昭和57年)5月まで扇形方式、1986年(昭和61年)5月まで予報円方式が用いられ、1986年(昭和61年)6月以降は現行の予報円・暴風警戒域方式が用いられている。また、予報期間は2002年(平成14年)6月から2009年(平成21年)3月は72時間先まで、2009年(平成21年)4月から120時間先まで発表されるようになっている。さらに、2020年(令和2年)9月9日からは、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧についても120時間先までの予報が出されている。
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