可部東六丁目周辺
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「平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害」の記事における「可部東六丁目周辺」の解説
安佐北区可部東六丁目では3人が亡くなっている。どの土石流によるものか詳細は不明であるが、消防隊員が殉職した場所付近である。ここは土砂災害警戒区域(イエローゾーン)および土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の指定がされていた地区である。 土砂災害ポータルひろしま・土田 et al. (2016, p. 46)を参考に2014災害発生当時のイエロー・レッドゾーンを示したもの。犠牲者が被災した位置は省略する。 2009年。 2014年8月28日、災害から8日後 2016年 土石流が発生したすべての場所はイエローゾーン内にあり、適切な指定が行われていたことになる。ただし、もっとも大きな土石流が発生した地点はレッドゾーン指定がされていなかった。 流出土砂はまさ土・花崗岩。ここでもパイプフローの痕跡が多数見つかっている。2、3メートルの巨石も流出し、流木も流れ込んだ。 特に大きな流出があった点は、上の山からの土石流と、右上のパークゴルフ場から道路を伝った土石流という2つの異なる方向から流れ込んだという珍しい現象が起きている。2つの土石流が襲った家は新築中で基礎を残して流出している。 土石流が通った道路では、一部で舗装が陥没あるいは舗装が浮き上がったりと液状化現象に似た変形をしている。そこを通った水による力で変形したと考えられている。2つの土石流が交わる手前の木造2階建アパートは上側の道路側が大きく損壊している。 パークゴルフ場のクラブハウスの被害は少なかった。 なおこの地区の東側(右側)が広島型花崗岩と高田流紋岩の境目になり、右の山では流紋岩主体の土石流が発生している。
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