古典的方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 13:52 UTC 版)
「カーボ・ローディング」の記事における「古典的方法」の解説
古典的な例としては、体にあるグリコーゲンを一度枯渇させ、それによってグリコーゲンを早急に回復・貯蔵する反応(リバウンド)を利用して大量の炭水化物を摂取し、効率よくグリコーゲンを貯め込む方法である。 大会(試合)など運動能力を最大限に発揮したい日の約1週間前から4日程度前まで、ごはんや麺類、パンなどの炭水化物の摂取を制限する。代わりにステーキやフライドチキンなど、タンパク質と脂質によって必要エネルギーを確保しながら、無理の無い程度に運動を行い、一旦、体のグリコーゲンを消費し枯渇させる。そして、3日前からは逆に控えていた炭水化物(スパゲッティ、うどんなど)を大量に摂取し、運動を控えつつ最大限にエネルギーを貯め込む。ただし、この方法は、疲労が残ったり、3日前からの高炭水化物の摂取期において体調を崩した場合(特に消化器官の不調など)にはグリコーゲンの蓄積が目的通り出来なくなる等のリスクもある。 古典的なカーボ・ローディングの例大会(試合)日を基準とした時期運動量食事備考約1週間前〜4日前 増やす(または通常) 高タンパク質・低炭水化物 体内グリコーゲンを枯渇させる 3日前 減らす 高炭水化物 リバウンド効果によりグリコーゲン蓄積 2日前〜前日 減らす・休む
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