原則の制定と改訂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 18:03 UTC 版)
「国際協同組合同盟」の記事における「原則の制定と改訂」の解説
設立以来、国際協同組合同盟の主たる活動は、「協同組合とは何か(ある組織を協同組合と呼べるかどうかの判断基準は何か)」を明確にする協同組合原則を制定し、時代に即して改訂することであった。1921年の第10回バーゼル大会でロッチデール原則が定式化され、それを現代的に見直す形で1937年の第15回パリ大会で協同組合7原則が採択された。その後、1966年の第23回ウィーン大会、1995年の第31回マンチェスター大会で改訂されている。 現在適用されている1995年の第31回マンチェスター大会で採択された原則は次の通りである。 定義 協同組合は、人びとの自治的な組織であり、自発的に手を結んだ人びとが、共同で所有し民主的に管理する事業体をつうじて、共通の経済的、社会的、文化的なニーズと願いをかなえることを目的とする。 価値 協同組合は、自助、自己責任、民主主義、平等、公正、連帯という価値を基礎とする。協同組合の創設者たちの伝統を受け継ぎ、協同組合の組合員は、正直、公開、社会的責任、他者への配慮という倫理的価値を信条とする。 原則 協同組合原則は、協同組合がその価値を実践するための指針である。第1原則「自発的で開かれた組合員制」 第2原則「組合員による民主的管理」 第3原則「組合員の経済的参加」 第4原則「自治と自立」 第5原則「教育、研修および広報」 第6原則「協同組合間の協同」 第7原則「地域社会(コミュニティ)への関与」
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