厚生労働省のマタニティマーク
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「マタニティマーク」の記事における「厚生労働省のマタニティマーク」の解説
2006年(平成18年)、厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課が事務局を務める「健やか親子21」推進検討会において、マタニティマークのデザインが公募により決定された。ピンクのハート型の地に母子のイラストが描かれ、「おなかに赤ちゃんがいます」の一文を添えたものである。 厚生労働省制定のマタニティマークは、地方公共団体や公共交通機関、職場や飲食店などの民間企業が幅広く活用できるよう、デザインの著作権は厚生労働省に帰属するが、利用は無料である。厚生労働省の公式ウェブサイトからダウンロードして自由に使うことができる。 なお、厚生労働省制定のマタニティマークの使用にあたっては、デザインの変更(変形や色の変更、文章の変更など)は禁じられている。また営利目的の使用や、商品の品質や安全性を示すために使用することも禁止されている。マタニティマークを使用した場合は、厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課に『使用報告書』を提出する必要がある。 妊婦自らが身に付けるバッジとして、カバンに付けられるストラップ、キーホルダー型のものが発行されている。各自治体の窓口で母子手帳とともに交付されたり、JRや大手私鉄の主要駅などで無料配布されている。 また、2019年(令和元年)からは「席ゆずりますマーク」という、妊婦以外の人々が妊婦に席を譲る意思表示をするために身につけるマークも、個人によって制作・配布されている。このマークには「席ゆずります 声かけてください」との表示がある。
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