厚生労働省によるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 17:35 UTC 版)
日本においては、労働者の技能を検定する国家検定制度として技能検定制度があり、技能検定に合格した者は技能士と称することができる。社団法人全国技能士会連合会は、特級、1級、あるいは単一等級の技能士で、20年以上の実務経験があり、すぐれた技能実績を持ち、後進の育成および技能伝承に熱心なものを全技連マイスターと認定している。さらに技能が卓越しており、全国で第一人者と認められる者は、厚生労働大臣によって「現代の名工」として表彰される。 加えて、厚生労働省は、平成25年度に開始した若年技能者人材育成支援等事業において、ものづくりマイスター制度を創設した。この目的は、ものづくりマイスターによる若年技能者への実践的な実技指導により、効果的な技能の継承や後継者の育成を行うことである。対象とする分野は、技能検定の職種および技能五輪全国大会の競技職種のうち、建設業および製造業に該当する職種(111職種、平成27年5月現在)である。ものづくりマイスターとは、ものづくりに関して一定の技能や経験を有する者とされている。ものづくりマイスターの認定は、中央職業能力開発協会に設置される中央技能振興センターが行う。
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