印伝とは? わかりやすく解説

インデン【(ポルトガル)Indian/(オランダ)Indiën】

読み方:いんでん

羊または鹿のなめし革柔らか小皺(こじわ)があるため独特の感触がある。(あい)模様型染めしたり、漆をひいて模様つけたりして、袋物などに使う。江戸中期以降甲州名産インデン革。

[補説] インドから伝わったといわれ、「印伝」とも書く。


印伝

読み方:インデン(inden)

羊または鹿の鞣革に漆で模様現し染め革


印伝

読み方:インデン(inden)

羊、鹿の鞣し革。


印伝

読み方いんでん

印伝革(応帝革)を略した呼び名です。ヒツジシカの革を肌柔らかくなめしてから漆などで模様描いたもので、袋物などの材料使われます。

印伝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 21:28 UTC 版)

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印伝博物館入口看板(甲府市)
印伝屋に並べられた印伝革の鞄(甲府市)
伝統的な菊模様の印伝革の財布

印伝(いんでん、印傳)とは、印伝革の略であり、鹿の皮をなめして染色を施しで模様を描いたもので、袋物などに用いられる。名称はインド(印度)伝来に因むとされ、印伝の足袋正倉院宝庫内に見られ、東大寺に文箱が奈良時代の作品として残る。

概要

印伝または印傳という名称は、貿易を行った際に用いられたポルトガル語 (india) またはオランダ語 (indiën) の発音にインド産の鞣革を用いたことから印伝という文字を当てたとされる。

この名称は寛永年間にインド産装飾革が江戸幕府に献上された際に名づけられたとされる[1]。 専ら鹿革の加工製品を指すことが多い。印伝は昔において馬具、胴巻、武具甲冑の部材・巾着・銭入れ・胡禄・革羽織・煙草入れ等を作成するのに用いられ、今日において札入れ・下駄鼻緒・印鑑入れ・巾着・がま口ハンドバッグベルトブックカバーなどが作られている。

山梨県においては甲州印伝が特産の工芸品として知られており、国からその他の伝統的工芸品に指定されている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 郷土伝統工芸品-甲州印伝、2016年10月20日閲覧。

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