印侯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/05/25 13:45 UTC 版)
| 印侯 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル： | 인후 |
| 漢字： | 印侯 |
| 日本語読み： | いんこう |
印侯（いんこう、인후、1250年 - 1311年）は、高麗の宮廷に仕えたモンゴル人の文官。荘穆王后の従臣。朝鮮の氏族の延安印氏の始祖である。
本来のモンゴル名はクラ（忽剌）では、忠烈王に降嫁したクビライの娘のクトゥルク・ケルミシュ（荘穆王后）の「家の子郎党（ゲルン・コウン）」[1]として高麗宮廷に入った。
昭勇大将軍鎮辺万戸、副知密直、判密直知都僉議賛成事、光政事参知機務、重大匡僉議侍郎賛成事判兵曹監察司事、咨議都僉議司事平壌君、僉議密直、検校政丞を歴任した。また、忠勤輔佑功臣の称号を得る。
脚注
- ^
印侯，本蒙古人，初名忽刺歹。齊國公主怯怜口，怯怜口華言私屬人也。 — 高麗史、巻一百二十三
参考文献
- 伊藤英人『朝鮮半島における言語接触 : 中国圧への対処としての対抗中国化』東京外国語大学語学研究所〈語学研究所論集 (18)〉、2013年、72頁。
- “인후(印侯)”. 韓国民族文化大百科事典. オリジナルの2022年10月25日時点におけるアーカイブ。
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