博物館館長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 03:56 UTC 版)
「国立アメリカ・インディアン博物館」の記事における「博物館館長」の解説
国立アメリカ・インディアン博物館の初代館長は、南部シャイアン族のピース・チーフであり、オクラホマ州シャイアン・アラパホー族の部族員でもある、W.リチャード・ウェスト・Jrである。彼は1990年に同博物館の館長に就任する以前には、ワシントンDCで、「フリード・フランク・ハリス・シュリバー&ヤコブソン法律事務所」の正弁護士を務め、続いてニューメキシコ州アルバカーキで、インディアンが運営する「ガバー・ステッツォン・ウィリアムズ&ウェスト法律事務所」に勤め、数多くの部族や機関の顧問弁護人や特別弁護人を務めた。 ウェストは、博物館長在任中に、4年間で総額250,000ドルを使い、たびたび海外視察を行って博物館から離れていたため、2007年に強い批判を浴びた。この視察旅行はスミソニアンの経費による公式旅行であり、アメリカインディアンの多数の団体がウェストを弁護したのだが、2007年にこの役職を辞任した。 ウェストの後を継いだ現在の館長は、ポーニー族・コマンチ族のケビン・ガバーである。ガバーはプリンストン大学とニューメキシコ大学で学位を取得し、2001年にはプリンストン大学の法律学位の名誉博士号を授与されている。またガバーは1996年から2001年まで、BIA(インディアン管理局)の副局長を務めており、BIAのインディアンに対する1世紀を超える迫害について、涙を流しながら歴史的な謝罪を行った人物である。
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