博物館部門
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「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」の記事における「博物館部門」の解説
博物館部門は、1877年、現在の偕楽園付近に設置された開拓使札幌仮博物場を母体とする。同博物場の展示品は1882年に現在地に移転し、現在も残る博物館本館が建設される。その後1884年に札幌農学校に移管され、1999年の北海道大学総合博物館発足後も同館とは別組織のまま現在に至る。博物館部門は博物館法上の博物館相当施設に位置づけられ、大学の施設であると同時に社会教育の場としても機能している。 現在、植物園内にはアイヌ民族の研究に生涯をささげたジョン・バチェラー博士の記念館など各種の博物館がある。北海道開拓使が作った博物館には、かつて札幌丘珠事件で4人を殺傷した加害ヒグマの胃の内容物が展示されていた。他にはアイヌについて展示した「北方民族資料館」や、札幌農学校教授で植物学者の宮部金吾を記念した「宮部金吾記念館」もある。正門側にある門衛所も貴重なものである。博物館、博物館事務所等は重要文化財に指定されており、多くの市民や観光客が来訪する。
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