南軍の反撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 16:02 UTC 版)
まさにこの火急のときに、ジャクソンが戦場のその場所に馬で乗り入れ、兵士を鼓舞し、遂に以前に指揮をしていたストーンウォール旅団を前線の補強に呼び寄せた。ジャクソンはそこの部隊を元気付ける意図でその剣を振りかざそうとした。しかし、剣を抜くことが滅多に起きていなかったために、鞘の中で錆付いており、抜くことができなかった。ジャクソンは怯まず、鞘ごと剣を頭上で振り回した。続いて後退する騎手から戦闘旗を掴み取り、兵士達に彼の周りに集まるよう叫んだ。ストーンウォール旅団がその指揮官の鼓舞に答え、伸び切って後続がいなかった北軍に攻撃をかけ撃退した。その旅団は後退する北軍の追撃に熱中したあまり、気付いた時は味方前線より前に出て後続がいない状態だった。北軍は態勢を立て直して攻撃し、第4および第25バージニア連隊を後退させたが、ストーンウォール旅団の行動で南軍は態勢を立て直す時間が取れ、A・P・ヒル師団が到着してワインダーの破壊された連隊の穴を埋めた。ジャクソンはヒルとイーウェルに前進を命じた。北軍右翼が直ぐに崩壊した。大砲を黙らせるために手間取ったイーウェル隊は遅れたが、北軍左翼はクロウフォード隊の後退を見て動揺し、遂には南軍アイザック・R・トリンブル准将旅団によるシーダー山を駆け下りる突撃に破られた。
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