十字 (漫画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 21:55 UTC 版)
概要
1996年から2000年まで「ミステリーDX」(角川書店)で不定期連載され、単行本は5巻まで刊行されている。掲載誌の休刊に伴い、未完である。
高校生にして、一流のエクソシスト天草聖が、人の心の隙を付け狙う悪魔に取り付かれた人々を救う物語。
登場人物
- 天草 聖(あまくさ たから)
- 主人公。高校2年生。エクソシスト。12歳の時、堅信式を終え、正式にエクソシストになった。
- ハーフのイタリア人である父と日本人の母の間に生まれたクォーター。瞳は透き通ったブルー・グレイ。
- 『†』(クロス)という暗号でエクソシズム(悪魔祓い)の依頼を受ける。エクソシズムの時、十字を切ると額から十字架が出現する。その際は、出血を伴い十字の痣が残る。
- 祭 静羽(まつり しずは)
- ヒロイン。クリスチャンの家庭に生まれた。洗礼名はアンジェラ。
- 『天国の聖文字』(スクリプトゥラ)=神の御言葉がみみず腫れのように肌に浮き出る。その身体を邪教集団に狙われ、生け贄にされそうになったところを逃げ出し、聖に依頼し、救われる。バチカンへ避難したが、身体に浮き出る聖文字を『奇跡』だと審問会にかけられそうになるが、自由を奪われたくないという思いと、自分の『奇跡』は自分で追究したいと思い、帰国。聖の高校の英語教師となる。
- B90 W56 H87とスタイルが良く、学校の男子生徒からは人気が高いが、修道女である堅い学院長らからは服装などを度々注意される。味覚音痴。
- 天草 ジェラルド(あまくさ ジェラルド)/ジェラルド・ベルナルド・セルリオ
- 聖の父親。ステラ・クロス教会の神父。一流のエクソシスト。
- 天草家は代々、ステラ・クロス教会とエクソシストの仕事を世襲する。天草家の一人娘と結婚、聖をもうける。カトリックの修道士は結婚できないが、聖曰わく「理由あり」とのこと。世間には、聖は養子ということになっている。
- 案外性格はお茶目で、聖と静羽の関係を心配しつつ見守っている。
各話一覧
掲載誌は全て「ミステリーDX」である。
- 暗号名『†』(1996年5月号)
- 鏡の命(1997年1月号)
- 罪の形、嘘の型(1997年6月号)
- 目には目を(1997年10月号)
- CROSS ONESELF I・II(1997年12月号・1998年1月号)
- 101匹目の羊(1998年4月号)
- 十戒の7 I・II・III・IV(1998年5月号・6月号・7月号・8月号・10月号)
- 骨から生まれた女 I・II・III(1998年12月号・1999年1月号・2月号・3月号)
- 天使が孵化する馨 I・II(2000年1月号・2月号・3月号)
- 見える穴、見えない穴(2000年5月号)
- 禁じられた遊戯 I(2000年8月号)
刊行書籍
ASUKA COMICS 角川書店
- 1997年8月19日 ISBN 4-04-924681-3
- 1998年9月17日 ISBN 4-04-924735-6
- 1999年6月17日 ISBN 4-04-924778-X
- 1999年7月17日 ISBN 4-04-924782-8
- 2001年1月17日 ISBN 4-04-924842-5
「十字 (漫画)」の例文・使い方・用例・文例
- 赤十字は地震の被災者を援助した
- 十字を切って身を清める
- 尖塔に十字架のある教会
- 十字架を背負う,苦難に耐える
- 赤十字は水害被災者に対する食料と衣料の配給を監督した
- ジャン・アンリ・デュナンは赤十字の生みの親であった
- その恐ろしい知らせを聞いたとき,彼女は急いで手で十字を切った
- 大きな十字架が屋根についている教会
- 彼らは赤十字のためにボランティア活動をしている
- アンク十字の図版
- 教皇はアラビア人に対して十字軍を宣言した。
- ドイツ史の授業でバラ十字会の最初のマニフェストを読んだ。
- マムルークは十字軍と戦った。
- 各ページに十字線が入ったノート
- 狙撃者は標的に十字マークの中心を合わせた。
- 彼は十字翼の戦闘機のパイロットだ。
- 十字軍戦士はエルサレムを征服したが、また失った。
- 彼は赤十字でアルバイトをした。
- 十字キーを上へ!するとBGMが変わり、背景は魔王の居城へ・・・。
- 牧師は十字架を作った。
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