北部九州の水資源開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 09:29 UTC 版)
福岡市を始めとする福岡都市圏の地域は戦後急激に人口が増加、工業地域の拡充等で産業も発展し工業用水の需要も高まった。また、両筑平野(福岡平野、筑紫平野)周辺は穀倉地帯でもあり技術革新に伴う農産物の収穫増加に対応するための灌漑整備も急務となった。こうした事から建設省(現国土交通省九州地方整備局)・農林省(現農林水産省九州農政局)・通商産業省(現経済産業省九州経済産業局)・九州山口経済連合会と福岡県・佐賀県・大分県・熊本県は、北部九州にわたる筑後川水系の治水および水資源開発を図るために「北部九州水資源開発協議会」を設立し、筑後川水系の「水資源開発促進法」指定を働きかけた。この結果1964年(昭和39年)10月筑後川水系は水資源開発水系に指定され、水資源開発公団(現独立行政法人水資源機構)による「筑後川水系水資源開発基本計画」の策定となった。江川ダムは利水施設の第1号として1967年(昭和43年)に計画された。
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