助動詞など各表現とは? わかりやすく解説

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助動詞など各表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 01:43 UTC 版)

津軽弁」の記事における「助動詞など各表現」の解説

意志・勧誘・推量「べ」 意志・勧誘・推量には、「べ」を用いる。推量には、「べ」に「おん」を付けた「びょん」を使う。「かぐべ」(書こう)、「あげぁべ」(赤いだろう)、「しずがだべ」(静かだろう)のように原則として終止形に付くが、一段動詞には「おぎべ」(起きよう)、「あげべ」(開けよう)のように未然形に付く。カ行変格活用「来る」場合、「くるべ」のほか、「くべ」「きべ」と言う話者もいる。「らしい」にあたる語として、共通語と同じ「らし」もあるが、「降るよんた」のような「よんた」を主に使う。 丁寧 「ます」に相当する丁寧の表現は、「かぎし」(書きます)、「おぎし」(起きます)のように連用形に「し」(す)を付ける。「し」の否定は「せん」の変化した「へん」「ひぇん」。より丁寧な表現として「書ぐでごし」(書きます)、「行ぐでごし」(行きます)、さらに丁寧な表現として「書ぐでごえし」「行ぐでごえし」のような表現が、弘前中心に使われていたが、現代では聞かれなくなった。「読みへ」(読みなさい)、「おぎへ」(起きなさい)のように、連用形に「へ」をつけると丁寧な命令表現となり、「かいでけへ」(書いてください)、「起ぎでけへ」(起きてください)のようにも言う。 断定 断定には、共通語同じく「だ」を使い丁寧形は「です」。「です」の否定が「でひぇん」(←でせん)となる点が共通語異なる。 継続相 共通語の「ている」にあたる継続相には、「くってら」(食べている)、「書いでら」(書いている)のように「てら」「でら」を用いる。若年層では、「くっちゅ」「書いじゅ」のような「ちゅ」「じゅ」、あるいは「書いじゃ」のような「ちゃ」「じゃ」と言う場合がある。「ちゅ」を使う若年層では、「みでら」(見ていた)のように「てら」を共通語の「ていた」にあたる完了の意味でも用いるようになっている元来津軽弁では、完了の意味には「見であった」のように「てあった」を用いる。(例)手紙イジュはんで(手紙書いているから)。 可能・受身・自発・使役 可能を表す形には、「かげる」(書ける)、「おぎれる」(起きられる)、「あげれる」(開けられる)、「これる」(来られるのような可能動詞形(四段動詞以外は、可能動詞から類推し発生した形)と、「書ぐにいい」「起ぎるにいい」のような形があり、前者能力可能を表す。また受身を表すのに「かがえる」(書かれる)、「おぎらえる」(起きられる)のように「える」「らえる」(「れる」「られる」からrが脱落したもの)が使われるが、この形で可能も表す。自発を表すのには、「書かさる」「押ささる」「積まさる」「起きらさる」のように「さる」を使う。使役を表すのには、「かがせる」(書かせる)、「おぎらせる」(起きさせる)、「こらせる」(来させる)のように「せる」「らせる」を用いる。

※この「助動詞など各表現」の解説は、「津軽弁」の解説の一部です。
「助動詞など各表現」を含む「津軽弁」の記事については、「津軽弁」の概要を参照ください。

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