副操縦士の業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 16:21 UTC 版)
日本の航空法で操縦する者を2人乗せなければならない航空機が定められている。 構造上、その操縦のために二人を要する航空機 特定の方法又は方式により飛行する場合に限りその操縦のために二人を要する航空機であつて当該特定の方法又は方式により飛行するもの 旅客の運送の用に供する航空機で計器飛行方式により飛行するもの 旅客の運送の用に供する航空機で飛行時間が五時間を超えるもの これは日本の例だが、日本以外の国もほぼ同様である。 2人で乗務することが義務付けられた航空機では主に機長が操縦を行い、副操縦士は航空交通管制の通信・機長の補佐を行う。機長の指示で副操縦士が操縦を行うこともある。操縦経験を積むために出発から到着まで全て副操縦士が機長に代わり操縦を行うこともある。ただし、いずれの場合も最終的な判断は常に機長が行う。 旅客運送の黎明期には副操縦士が空いた時間で客室乗務員の業務を兼任していた。21世紀においては航空法第71条の2に定める操縦者の見張り義務等があり、機長が操縦している間であっても他の業務を行うことはできない。
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