剣の時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 06:46 UTC 版)
「カーラ (ロードス島戦記)」の記事における「剣の時代」の解説
影の存在となったカーラは、宿主を転々としながら「大破壊」が二度と起こらぬようロードス島の歴史に干渉を続ける。その基本的な思想は「光と闇の均衡」である。強大な竜族や上位精霊さえもその魔力により支配した偉大なる魔法王国の崩壊に伴う大破壊を実際に経験した彼女は、力の一極集中が「大破壊」に至る根本要因と思い定める。それ故、光が優勢になれば闇に荷担し、闇が強力になれば光を助け、均衡を崩す恐れの有る傑出した人物を排除していった。 これらのことから、ロードスの歴史に干渉する存在に気付いた極少数の主に賢者と呼ばれる人達からは、黒と白の混ざり合った「灰色」に例えて伝えられる存在となる。 カーラの時間と思考は、自らをサークレットに封じた時から止まったままなのだ、と言う者もある。悲劇を回避する為に均衡を保つ事が、より多くの悲劇を生む矛盾に気づかないのはそのためだという。 伝えられる中で最も古いカーラの活動は、カストゥール王国崩壊直後にカーディス教団の最高司祭ナニールが起こした勢力拡大戦争への抵抗で、ナニールによる統一王国樹立を阻んだ。
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