利用環境による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 00:13 UTC 版)
台所用換気扇 台所の調理中に出る煙などを外に排出するための換気扇。風量が必要であるため、一般換気扇が用いられる。また、油汚れなどから羽根や筐体・シャッター等を汚さないようにするためのフィルターが市販されており、フィルターを内蔵した製品や、羽根を油汚れを落としやすい素材にしたものも発売されている。付着した油が滴下するのを防ぐため、下部に油受け皿を装備したものが多い。煙の拡散を防ぐため、フードを設置してその中に設置するのが一般的であるが、フードと一体になったタイプもあり、レンジフードファンと呼ばれることも多い。 殆どのレンジフードには手元を照らすLED照明が付いているが、照明スイッチは「レンジフードファン入/切連動式」と「レンジフードファンスイッチとは独立した照明単独スイッチ式(レンジフードファンが停まっても照明は点いたままとなる)」の二通りある(前者の場合、レンジフード本体の主電源「切」に合わせて照明も「切」となるので消し忘れを防げる)。 リビング用換気扇 リビングのタバコの煙などを外に排出するための換気扇。おもに一般換気扇や空調換気扇を用いるが、羽根が見えないように格子を加えたものや、静寂性のため速度が数段階ある製品が多い。また、羽根を逆回転させて給気もできるようにした製品も存在する。 浴室用換気扇 浴室の多湿環境に対応した換気扇。漏電を防止するため電動機やスイッチ等の回路が十分に絶縁保護されており、アース線を設けることが推奨されている。一般換気扇が多いが、空調換気扇や、暖房機能、洗濯物の乾燥機能を備えたものも存在する。家庭用としては羽根の直径が12 - 20cm程度の小型のもので、同時に吸気穴を設けた製品が多い。 ルーフファン 主に工場や倉庫、学校の体育館の屋根に設置される換気扇で、壁に設置した送風機では換気できない面積が非常に大きな建物や発熱等が多く大風量を必要とする建物で用いられる。
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