利尻山(北海道)
1721m 北緯45度10分43秒 東経141度14分31秒 (世界測地系)
概 要
利尻山は、北海道北部の稚内西方30kmの日本海上に位置する。 18km×16kmの利尻島の大部分を構成し、噴出物は海面下80mまで達する。 利尻山は20万年前頃に活動を開始し、噴出物の性質、噴出率を変化させながら、約4万年前までに主要な火山体を形成させた(初期、最盛期活動)。 その後、複数の噴出中心から活動し、総噴出物量の1割程度の少量の噴出物を放出したが、北海道北部まで火山灰を降下させる主要な活動は、約8000年前以降は発生していない。
最近1万年間の火山活動
利尻山の最後の噴火は、玄武岩質マグマからなるマールの形成および小規模なスコリア丘群の形成とそれに伴う溶岩流の流出であり、南山麓で起こった。 このうちマールは約7000年前以前に、小規模なスコリア丘群は土壌の厚さなどから、2000~8000年前以前に形成されたと推定されている。 現在では、噴気活動を含め一切の火山活動を示す兆候は認められていない (石塚、1999) 。
記録に残る火山活動
固有名詞の分類
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