はんれいほう‐しゅぎ〔ハンレイハフ‐〕【判例法主義】
判例法主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 08:30 UTC 版)
判例法主義(はんれいほうしゅぎ)とは、判例を最も重要な法源とする考え方。不文法の要素であり、過去の同種の裁判の先例に拘束される。イギリス・アメリカなどでは、判例を第一次的な法源とし、裁判において先に同種の事件に対する判例があるときはその判例に拘束されるとするという原則である。ただし、制定法主義(成文法主義)などと対立しているわけではなく、成文法が存在する場合には成文法の規定が優先する。
- ^ 東京法経学院出版部『行政書士過去問マスターDX』東京法経学院、2011年3月(日本語)。ISBN 9784808965334。
- ^ 小項目事典,日本大百科全書(ニッポニカ), ブリタニカ国際大百科事典. “イギリス憲法(イギリスけんぽう)とは - コトバンク” (日本語). コトバンク. 2018年10月1日閲覧。
- ^ “英米法研究の方法論J c研究覚書”. 国際基督教大学. 2018年10月2日閲覧。
- ^ “先例拘束についての一考察”. 中央大学. 2018年10月2日閲覧。
- 1 判例法主義とは
- 2 判例法主義の概要
- 3 関連項目
判例法主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 23:46 UTC 版)
成文法とは違い判例が法源となるのが判例法であり、それを法体系の重要な構成要素とするのが判例法主義である。イギリス・アメリカなどのコモン・ローの国では、裁判官による判例を第一次的な法源とし、裁判において先に同種の事件に対する判例があるときはその判例に拘束されるとする判例法主義の立場をとっている。ただし、一見矛盾しているようだが成文法を否定しているわけではなく、成文法が存在する場合には成文法の規定が優先する。
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