具体的な研究内容、テーマの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:07 UTC 版)
「元良勇次郎」の記事における「具体的な研究内容、テーマの例」の解説
元良による心理学上の研究を、初期・中期・後期と大分して説明する。 初期の段階でもすでに様々なテーマについて実験を行っているが、ひとつ挙げると、「注意」について研究したことが挙げられる。このテーマは一貫して持ち続け、1907年には、児童の注意力とその訓練についての実験へとつながった。そして、学習がうまくできない児童について、能力が無いというわけではなく、「集中」のしかたを知らないからなのだ、という説明および訓練方法を示し、当時の教育関係者から評価され、それなりに問題解決に貢献することになった。 中期・後期のそれを挙げると次のようになる。 円覚寺の塔頭である帰源院で禅を体験した(1894年)。 横読み、縦読みの利害の実験(1895年) 白内障者の視覚に関する実験(1896年) 神経伝達の実験(1903年) 片仮名・平仮名の読み書きの難易の実験(1904年) 児童の注意力とその訓練についての実験(1907年) 心元 (簡単に言うと精神化したエネルギーのこと) (1909年) 顕心儀 (人の自我と、外界との関係の理解を助けるモデルの一種)(1909年)
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