六原支部
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岩手県水沢地方は古くは1872年(明治5年)の兵部省時代から軍馬を供給したとの記録がある。以後年々軍馬を生産し、獣医師で相去村長・胆沢郡会議員等を務めた桑島重三郎の誘致活動等によって、1898年(明治31年)11月2日に胆沢郡相去村大字六原字前穴持(現:金ケ崎町六原)に六原支部が設置され、同月15日から事務が始められた。1925年(大正14年)に廃止。出張所に種山出張所。建物は岩手県立農業大学校が利用する。 当時の遺構として、支部長を含め勤務した軍人らの官舎や敷地跡がある。南北の道路を挟んで土塁で囲まれた9区画が残り、うち1911年創建の建物が3棟現存する。3棟は明治末期の陸軍洋風官舎の遺構として、2017年(平成29年)5月に国の登録有形文化財に登録された。3棟のうち東側の1棟は登録に先立ち、2016年10月から軍馬の郷六原資料館としてオープンしている。 六原支部長(判明分) 秋山房次郎 騎兵少佐:1900年4月7日 - 10月29日 大橋豊之助 騎兵少佐:1901年5月23日 - 1902年10月23日 安東直康 騎兵少佐:1902年10月23日 - 中村豊三郎 騎兵少佐:1906年4月1日 - 岡島茂一郎 騎兵少佐:1906年8月23日 - 1909年7月17日 (心得)奥山高次郎 騎兵大尉:1909年7月17日 - 9月7日 奥山高次郎 騎兵少佐:1909年9月7日 - 1910年2月3日 橋本悌次郎 騎兵中佐:1910年2月3日 - 1913年8月22日 松本義次郎 騎兵少佐:1913年8月22日 - 1914年8月10日 牧野熊彦 騎兵少佐:1914年8月10日 - 1921年4月1日 三輪好政 騎兵少佐:1921年4月1日 -
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