公立大学の入学試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:03 UTC 版)
公立大学の一般入試は、国立大学と同様に、大学入試センター試験(マーク式)の受験が必須となっており、更に大学別個別試験(2次試験、主に記述式)を課している。 ただし、センター試験で課す教科を4教科以下とするなど、5教科7科目(理系は英語・数学①②・国語・理科×2・地歴公民×1、文系は英語・数学①②・国語・理科×1・地歴×1公民×1)を課すことが基本の国立大学前期日程に比べると、課す教科数を減少させて広範囲の学力負担を軽減させている大学が多く見られる。2021年度入試で、ほぼ全ての学科で5教科7科目を課している総合大学は東京都立大学、横浜市立大学、大阪公立大学、長崎県立大学など[要出典]。 なお、一般入試の試験日程は前期・中期・後期のみであることが基本であるため(ただし、中期日程を行う公立大学は一部であり、2020年度入試では高崎経済大学、都留文科大学、静岡県立大学、名古屋市立大学、岡山県立大学、下関市立大学などの21校である)、日程さえ異なれば幾つでも併願可能な私立大学に比べ、受験可能数が最大3回と非常に限られている。かつては連続試験方式のA・B・C日程で試験が行われていた。分離分割方式を採用する国立大学と日程を避けることによって国立大学・公立大学の両方を受験することが可能であった。また、より多くの受験生が受験機会を得られるようになっていた。 また、一部の公立大学では推薦入学制度を設けており、地元高校に通う生徒を将来の地元企業就職に期待して優遇する場合がある。
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