公民投票案とは? わかりやすく解説

公民投票案

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:17 UTC 版)

2008年中華民国総統選挙」の記事における「公民投票案」の解説

公民投票付されたのは、以下の2案である。民主進歩党游錫堃党主席代表として提案された「台湾名義による国連新規加盟」(第5案)と、中国国民党副総統候補者であった蕭万長提案した中華民国またはその他尊厳ある名称による国連復帰」(第6案)である。これらは、1971年国連総会採択され国際連合総会決議2758によって中華民国国際連合における「中国」の代表権失い、後に国連脱退したことに起因している。1990年代以降中華民国政府は「中華民国」あるいは「台湾」の名称で国連への加盟申請していたがいずれも受理されてこなかった。 台湾名義による国連新規加盟(第5案) 1971年中華人民共和国中華民国に代わって国連加盟し台湾国際社会孤児となりました台湾国民意志強烈に表明し台湾国際社会での地位および参加高めるため、政府が『台湾』の名義国連加盟することに同意しますか? 中華民国またはその他尊厳ある名称による国連復帰(第6案) わが国国連への復帰およびその他国組織加盟申請の際、実務的弾力的な戦術で、中華民国名義または台湾名義、あるいはその他の参加可能かつ尊厳ある名称で、国連復帰およびその他国組織加盟申請することに同意しますか? 中華人民共和国は特に新規加盟案を「台湾独立につながるもの」と警戒しアメリカロシアなどを含む多くの国が反対唱えた新規加盟案を支持したのは、中華民国国交のある国々とどまった日本の対応としては、2007年12月28日中国訪問した福田康夫首相温家宝首相との会談の中で、「台湾公民投票めぐって両岸緊張が高まるようなことは望んでおらず、また、これが一方的な現状変更つながっていくのであれば支持できない」と述べ明確な反対避けている。 国民党呉伯雄主席2008年3月12日公民投票対す国民党立場発表し、「新規加盟案の投票ボイコットする」「復帰案への投票支持する」「両方ボイコットするに対しては、その意思理解し十分尊重する」「立法院での決議案通過支持する」という4点発表したまた、公民投票実施は、総統選挙有利に進めようとするものだとして陳水扁総統批判した一方民進党は、公民投票否決されれば「台湾いかなる形であれ国連加盟する意思持たない」というメッセージ発信することにつながると考え投票呼びかけた。

※この「公民投票案」の解説は、「2008年中華民国総統選挙」の解説の一部です。
「公民投票案」を含む「2008年中華民国総統選挙」の記事については、「2008年中華民国総統選挙」の概要を参照ください。

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