全国ジャナタ・ダルとは? わかりやすく解説

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全国ジャナタ・ダル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 22:45 UTC 版)

インド政党
全国ジャナタ・ダル
Rashtriya Janata Dal
党旗
総裁 ラールー・プラサード・ヤーダヴ
成立年月日 1997年
ローク・サバー議席数
4 / 543
 / 2024年6月22日[1]
ラージヤ・サバー議席数
5 / 245
 / 2020年3月30日[2]
政治的思想・立場 中道左派
社会民主主義
第三の道
公式サイト https://rjd.co.in/dev/
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全国ジャナタ・ダルヒンディー語:राष्ट्रीय जनता दल、英語:Rashtriya Janata Dal、略称:RJD)は、インド政党で、ジャナタ・ダルから分かれた政党のひとつ。国民ジャナタ・ダル民族ジャナタ・ダル国家ジャナタ・ダル民族人民党国民党 と訳されることもある。ビハール州を地盤とするが、同州から分かれたジャールカンド州にも勢力を持ち、最近は北東部のマニプル州ナガランド州でも一定の勢力拡大に成功したため、選挙委員会には全国政党として登録されている。

1997年、ジャナタ・ダルの党首でビハール州の州首相だったラールー・プラサード・ヤーダヴが汚職の嫌疑で逮捕され、釈放された後に主に自派のビハール州組織を率いて離党し創設した。主な支持基盤は中層カーストのヤーダヴとイスラム教徒である。ラールーは自身が州首相を続けられなくなったため、妻のラーブリー・デーヴィーを州首相とし、自分はいわば影の州首相として君臨した。

1998年ローク・サバー(インド下院)総選挙ではビハール州内で17議席を獲得したが、他州への広がりに欠く結果となった。続く1999年の連邦下院選挙ではインド国民会議選挙協力を結んだが、10議席を失い7議席にとどまった。しかし2000年のビハール州議会議員選挙では勝利し、ラーブリー・デーヴィー州政権を継続させた。

2004年の連邦下院選挙では再びインド国民会議と選挙協力を結び、インド人民党を基軸とするヴァージペーイー国民民主同盟政権が信を失ったこともあり今度は勝利、21議席を獲得して新与党連合・統一進歩同盟の第2勢力となった。選挙後、ラールーはマンモハン・シン内閣に鉄道大臣として入閣し、鉄道行政についてポピュリスト的なパフォーマンス政治を繰り広げ、マスメディア有権者の耳目を集めた。

しかし2005年のビハール州議会議員選挙では大きく議席を後退させ、ジャナタ・ダル (統一派)とインド人民党が組む国民民主同盟に州政権を明け渡すこととなった。

全国ジャナタ・ダルは2009年の連邦下院選挙においてはサマジワディ党(社会党)などと組んで与党連合から離脱しないまま「世俗戦線」(「第四戦線」)を組んで選挙戦を戦ったが、勢力を大きく後退させ、4議席にとどまった。選挙後、マンモハン・シン統一進歩同盟政権閣外協力を表明した。

2019年の連邦下院選挙においては、下院の議席を失ったものの、2024年の連邦下院選挙で4議席獲得し、インド国民会議が主導する野党連立連合のインド国家開発包括同盟に連立政党として参加している。

脚注

  1. ^ Lok Sabha. “Members Seventeenth Lok Sabha Party-wise List(第17回ローク・サバ― 議会政党別リスト)”. ローク・サバー公式サイト. 2019年5月31日閲覧。
  2. ^ Members Party Position ラージヤ・サバ―公式サイト. 2020年5月31日閲覧。

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