入場の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:15 UTC 版)
会場に入場するためには、出入口の前に並ぶ前にまず「予検」(预检)と呼ばれる未使用入場券を持っているかのチェックを受けた。もし入場券を持っていない場合は、近くにある当日券売り場に並んでから改めて「予検」を受ける必要があったが、当日券売り場は朝8時からしか開かなかったため、人気パビリオン狙いで早朝から並ぶ場合や、混雑が予想される日に入場する場合は予め入場券を購入しておくべきであった。前売りチケットは市内の一部の郵便局などで発売されていたほか、当日券売り場でも16時から19時半までは「翌日券」が発売された。また、17時から入場できる「夜間券」は当日券しか存在せず、毎日当日の16時から販売開始であった。 早朝に並んだ場合は「予検」ポイントの外側に並ぶことになり、朝7時頃に「予検」を行い入場門前に並び直すことになった。朝7時以降にゲートに到着した場合は通常通りの入場の流れとなった。 朝9時になると、4人ずつ入場のための検査を受けた。検査は空港同様の荷物検査と身体検査がある(安检)。荷物はX線装置に通し、人は金属探知装置を通るが、装置が反応しなくても必ず係員による身体検査も受けた。X線装置で手荷物内に不審な形状が認められた場合のみ手荷物内の検査も受けた。空港と異なり、飲料など安全な液体物の持ち込みはほぼ自由であった。それらが終わるとようやく入場券を自動改札機に通して会場に入った(票检)。この際に早くから門前に並んだ人のみに係員から中国国家館の予約券が渡された(10月19日以降、白蓮涇出入口では中国国家館の予約券ではなく、台湾館の予約券が配布された)。どの時間の予約券かはその日のゲートごとに異なり、早く並んだから早い時間になるとは限らず、かつ希望の時間への変更も不可であった。
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