入会資格・入会方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 08:18 UTC 版)
人口上位2%(WAISで130以上、Stanford–Binet Intelligence Scalesでスコア132以上、Cattell Verbalでスコア148以上)に属する知能指数を有することを、唯一の入会資格とする。各国基準が違い、それぞれの国の上位2%である。試験問題もアメリカのメンサと日本のメンサでは違う。フリン効果を考慮せず、違う年齢の人間を同じ基準で比較する。つまり20歳でも50歳でも、ある一定以上のスコアを出せば入会可能である。フリン効果とは、長期にわたるIQの上昇傾向のことを言う。例えばアメリカでは30年の間に、IQの平均が約10上昇している。また2回目にメンサの入会試験を受けたものは、1回目よりスコアが上昇するというデータがある。つまりあらかじめ似たような問題で対策をしておけば、何もしなかった時よりは高いスコアを期待できる。 入会資格を得る方法として最も一般的なものは、メンサの実施する入会テストに合格することである。なお、受験回数には制限が設けられており、1年の期間を空けて、生涯に3度までしか受けられない。また、医療機関などが発行する証明書を提出することによって入会できるところもある。日本はメンサによる入会試験と申請前1年以内に受けたwais-III wais-IV wisc-III wisc-IVの検査証明書による入会を対象としている。アメリカの場合は大学の統一試験やSAT、ロースクールの統一試験のLSATなど200あるテストのいずれかのスコアで入会可能である。入会テストは有料で、15歳未満の者は受けることができず、テスト結果は知能指数の証明書として発行されるが、ジャパンメンサのように支部によっては入会の可否だけでIQ数値等は通知されないこともある。テストに合格しても会員となるわけではなく、入会する場合は年会費を支払う必要がある。ジャパンメンサのように支部によっては入会しなければ合格そのものが取り消されることもある。
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