児童虐待疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:09 UTC 版)
2022年4月、公開当初から公開されていたメイキング映像で、元プロ格闘家の大人である一ノ瀬ワタルが、当時中学生だった子役の少年に対して、相手が泣きながら嘔吐するまで実際に顔面を連続で殴打する暴行を続けていたことが報じられ、傷害や児童虐待ではないかとネットを中心に問題になった。メイキング画像中で、プロデューサーの西村喜廣は「今の喧嘩のやつは、マジでやるってことは結構ありますね。で、若い子なんで、それに対して少しはリアルさを出さないと」と発言し、監督の小林勇貴は「恐ろしいものが撮れてしまいましたが、そうですね、でもすごい良かったです。児童虐待、撮りました」と発言した。子役の顔面を実際に殴打した一ノ瀬ワタルは、「泣かしてやろうとは思ってたんすけどね、ちょっと罪悪感が…映画界にあんなシーンはないと思うんすけどね。あんな本気で殴ってるシーンは」と笑顔で発言している。殴られた子役の少年は「とにかくヤバかったです。いろいろ。死にそうでした」と発言した。 これらの批判を受け、原案として参加している同年公開予定の作品がクレジットから小林の名前を外したことが発表された。 2022年4月28日、監督の小林勇貴は、一連の児童虐待疑惑や批判に対して謝罪文を発表し「演出プランにはなかったアクションが発生してしまいました」「すぐに撮影を止められなかったことは自分の過失です」と述べ、メイキング映像で出てくる吐しゃ物はダミーの作り物であり、子役の少年が実際に大きな怪我をしたりすることはなかったと説明した。その上で、当時未成年であった子役の少年に対して「心の傷を残すことになったことは間違いない」「今回の件はあってはならなかったこと」だったとし、関係者に謝罪し、また子役の少年に対しても、家族に謝罪の了承を得た上で直接謝罪を行ったと説明した。また自身が「過去を清算し罪滅ぼしや成長ができたという気になっていた」「自分を信頼してくれた人たちを騙し、被害者の存在を都合よく無視していたのと同じことだ」と発言した。
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