児童精神医療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 09:26 UTC 版)
「東京さつきホスピタル」の記事における「児童精神医療」の解説
東京さつきホスピタルは2020年(令和2年)病院の新築移転とともに発達・思春期精神科の診療を開始した。理事長(山田多佳子)は元々小児科医であり、虐待や自殺が社会問題になる中、子どもたちが少しでも行きやすい社会を作りたいと考えていた。そこに関東医療少年院や東京都立小児総合医療センターなどで職歴がある児童精神科医の遠藤季哉医師が加わり思春期精神科外来、思春期病棟の開設に至った。病棟開設時は12床。2021年(令和3年) 6月 需要拡大により、思春期病棟を3病棟から新たに開棟した2C病棟に移動させて、12床から25床に増床した。さらなる需要の拡大により2023年(令和5年) 1月 に、2C病棟を拡大させ48床に増床する予定である。2020年(令和2年)思春期病棟新設時は遠藤季哉医師1人で病棟受け持っていたが、病棟拡大などで病棟を1人で受け持つことが難しくなり、遠藤季哉医師と同じ東京都立小児総合医療センターなどで職歴のある医師や公認心理師、看護師などが加わった。2021年(令和3年) 6月 時点で常勤医師4人(遠藤季哉医師、川久保綾香医師、中川吉丈医師、松居ゑり子医師)、常勤公認心理師2人、看護師15人が思春期病棟を受け持っている。病棟拡大移転前の3病棟では思春期病棟の病床数が少ないため夜勤を他病棟の看護師が兼任していたが、病棟拡大に伴い病棟看護師も増加し、2交代制となり思春期病棟看護師が夜勤も担当するようになった。思春期病棟開設時から思春期ショートケアを開始した。思春期ショートケアは毎週土曜日12時30分から15時30分までB棟2階で開所している。2022年(令和4年) 4月 から精神科医と小児科医を対象とした1年間の発達・思春期精神科サブスペシャリティレジデント研修プログラムを開始した。資格取得はできないが「臨床上の武器になる」「かなりわかる」レベルの力をつけることを目的とし、臨床能力の向上に焦点を当てた実践的な研修を行っている。
※この「児童精神医療」の解説は、「東京さつきホスピタル」の解説の一部です。
「児童精神医療」を含む「東京さつきホスピタル」の記事については、「東京さつきホスピタル」の概要を参照ください。
- 児童精神医療のページへのリンク