光明星2号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 09:14 UTC 版)
詳細は「北朝鮮によるミサイル発射実験 (2009年)」を参照 2009年2月に、北朝鮮が咸鏡北道花台郡舞水端里のミサイル発射施設で3段式の弾道ミサイルテポドン2号の改良型とみられるロケットの発射準備を進めていることが判明した。2月24日になり北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会報道官は、舞水端里にある「東海衛星発射場」から実験用通信衛星光明星2号を打ち上げロケット「銀河2号」で発射すると発表した。3月12日に北朝鮮は国際海事機関 (IMO) および国際民間航空機関 (ICAO) に対し、「通信衛星」の打ち上げを4月4日から8日の間に実施すると通告した。ロケットが落下する可能性がある地点として、1段目は朝鮮半島と日本列島の間の日本海海域、2段目は太平洋を指定し、海上保安庁海洋情報部宛メールにより日本政府にも直接通告を行った。 4月5日11:30JST頃にロケットは発射された。4月5日15:00JSTに朝鮮中央通信は、「光明星2号」が打ち上げロケット「銀河2号」により同日11:20JSTに打ち上げられ、9分2秒後に軌道傾斜角40.6度、近地点高度490km、遠地点高度1426km、周期104分12秒の楕円軌道に正確に投入されたと発表した。衛星からは、不滅の革命頌歌「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」の旋律と、測定資料が470MHzで地球上に伝送されており、UHF帯での中継通信も行われている」とした。胴体にチョソングルチャを記して太陽電池を展開した形状の模型が公開されている。 アメリカ、韓国、ロシアは、北朝鮮は人工衛星の打ち上げを試みたものの失敗したとみている。
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