元皇室御三家・松之内家
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松之内 エリヤ(まつのうち エリヤ) 第30代銀后。女しか生まれて来ない筈の皇統にありながら、誕生する筈がない「忌み子」である男児の双子を出産し、産褥死した。 松之内 ミチルヒト(まつのうち ミチルヒト) エリヤの双子の息子の1人。 実家の松之内家を含む皇族全体から化物と疎まれ続け、苛烈で殺伐とした性格に成長。男ゆえ皇位継承者にも松家当主にもなれず、自分かカケルヒトの子供が生まれれば「なかったこと」にされると決まっていた身の上に反発し、後継者を作るための子種として竹之内・梅之内分家に「嫁ぐ」ことにも真っ向から反発。結果ヨシノヤ・シラキヤを惨殺し、当時の銀后の命により脳梁切断後月外追放となる。表向きにはその後死んだ事にされていたが実は生き延びており、穢星の女と結んで子孫を残し、自分達が初代となった穢星の松之内一族に女が生まれたら殺す慣習を打ち立てていた。 松之内 カケルヒト(まつのうち カケルヒト) エリヤの双子の息子の1人。 ミチルヒトとは反対に穏健な性格で、皇位にも当主の地位にもそこまで興味は持っていなかった。一族から押し付けられた縁談を徐々に受け容れ、妻となるシラキヤに自分の生きる意味を見出そうとした。しかし、一緒にパレードに参加していたカケルヒトがシラキヤまで殺害したため、巻き添えを食らう形で彼と共に穢星に追放される。 松之内 イビルヒト(まつのうち イビルヒト) 松家現当主。残忍で容赦がない。 月に対して異常なまでの憎悪の念を持ち、過去に遣月使として組まれた松家の有志一団を国賊とし、皇族含む百名あまりを惨殺した。かつては温厚な人物で、月への憎悪は始祖の思念にとりつかれていたためでもあった。 松之内 キルヒト(まつのうち キルヒト) 第3皇家、松之内の子孫。 フジヤの裏切りによる事件で一族の者と、母と妹を殺された恨みから復讐に燃えていたが、富士原からフジヤは惨殺事件に無関与であることと、妹が生きていることを知り、考えを改める。 兎読子 / 奇子(トヨミコ / くしこ) 松之内キルヒトの妹。 フジヤに殺されたと思われていたが、別の村で生きていた。人身御供として捧げられる予定だった時にカグヤと出会い、帰京を決意する。兄と似た気性を持つカグヤに好意を持っている。
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