儀式・祭祀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:15 UTC 版)
マニ教では、白い衣服を身につけ、五感を抑制することが求められ、通常は一日一食の菜食主義で週に1度は断食した。洗礼も行われたが、水は用いられなかった。また、1日に4~7回祈祷を捧げ、信者相互では告白の儀式がなされた。 後述するマニの殉教はマニ教最大の祝祭ベーマ(英語版)の祭祀となった。ベーマ(ベマ)とはギリシア語で「座」を意味する。ベーマの祭礼では、誰も座ることのできない椅子が用意される。この祭礼は年末(春分のころ)に執り行われ、祭り中にマニが「座」(椅子)の上に降臨すると信じられた。 ベーマの祝祭に先立つ1ヶ月間には断食が要求され、これがイスラム教におけるラマダーン月の先駆となったと考えられている。
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