備砲について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/17 03:24 UTC 版)
本艦の主砲はスウェーデンの兵器メーカーボフォース社が作成したボフォース 12cm(50口径)砲である。この砲は毎分10発を発射でき、重量41kgの砲弾を仰角30度で最大射程は21,300 mまで届かせることができた。その搭載方法は1番砲のみ単装砲架で、2番~4番砲までが連装砲架となっている。軽い単装砲ではなく重い連装砲架を高所に置いたのは、波の荒い大西洋で少しでも有力な門数を波浪の受けにくい高所に配置するためであろう。 その他備砲は対空火力としてイギリス海軍で採用されていたポンポン砲ではなく主砲と同じくボフォース社製のボフォース 4cm(56口径)機関砲を連装砲架で2基ずつ搭載した。他に近接対空火器として、オチキス社のオチキス13.2mm(76口径)機関銃を連装砲架で4基、水雷兵装として53.3cm三連装魚雷発射管を2基装備した。
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