保有書体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 09:51 UTC 版)
書体は明朝体、ゴシック体などの本文用が主で、弘道軒から譲渡された清朝体、森川龍文堂の龍宋体なども保有する。正楷書体は大間善次郎が種字を彫った。 1970年代から取り組んでいるデジタルフォント部門では、ビットマップやスクリーン向けの書体開発を行うとともに、活字メーカーのモトヤ出身で、1960年代から1990年代にかけて写植機メーカー・写研の文字制作部門責任者を務めた書体設計士、橋本和夫(イワタ顧問)の指導監修を受け、「イワタ新ゴシック体」(1998年~2005年)などの新規書体開発や、「イワタ明朝体オールド」(2000年)をはじめとする自社保有活字書体の調整復刻、自社がデジタルフォント化を手掛けた朝日新聞社の本文・見出し用各種フォントなどを、パソコン用デジタルフォントとして一般に販売している。 さらに松下電器(現・パナソニック)の依頼で、ユニバーサルデザインの概念を取り入れた初の日本語UDフォント「イワタUDフォント」シリーズを開発し、2006年から販売。日本語UDフォントのパイオニアとして各種機器、表示などに広く使用されている。
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