作草部線
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千24:京成稲毛駅 - 稲毛駅 - 女子高校 - 穴川十字路 - 作草部駅 - 公園球場 - 千葉駅 2000年9月に京成電鉄から移管された路線で、千葉駅からモノレール沿いを穴川まで走り、京成稲毛駅に至っていた。この路線の原型は、京成が終戦直後から運行していた市街線または千葉寺線と呼ばれた路線で、昭和の末頃までは千葉駅および千葉寺と京成稲毛駅を結んでいた。モノレールが開業していなかった時代は、当時の国道16号沿線(穴川 - 椿森付近)から千葉市街方面への利用者が多く、千葉市街地における幹線バスの1つとなっていた。 このうち、千葉駅から千葉寺に至る区間は、戦前に千葉市街自動車が開設した路線を京成が引き継いだものである。同区間で競合する千葉中央バスや小湊鐵道の路線より古い歴史があったが、昭和の末頃になると両社の路線の勢いに押されて需要が低下していた。また、1991年にモノレールが千葉への乗り入れを開始すると、千葉駅 - 穴川十字路間でも乗客の減少が見込まれた。こうしたことから、1990年代に入り、千葉駅 - 千葉寺間の廃止と、稲毛側でモノレールを意図的に避ける形での大胆なルート変更が実施された。 しかし、京成時代の末期には結局もとのルートに戻され、一部の便で大学病院まで直通運転をしていた時期もあったが、シティバス移管に伴い直通は廃止され、再び千葉駅と京成稲毛駅の間を往復する運行となった。千葉側ではモノレールと、稲毛側では京成バスの路線群と競合していたため減便が繰り返され、2007年7月の改正で土休日が運休となり、2008年4月20日の本社移転による改正で大幅に減便された。末期は平日1往復のみとなっていたが、2010年3月15日より運行休止となった(最終運行12日)。
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