伝書『牽牛勒法』とは? わかりやすく解説

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伝書『牽牛勒法』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 04:46 UTC 版)

大草流庖丁道」の記事における「伝書『牽牛勒法』」の解説

牽牛勒法(けんぎゅうろっぽう当流供養包丁のうちを扱う型九つあり、特にこの型はその季を七夕より盆明けまでを本位とすなれど別に供養事の旨を語りはざるものなり。勒法は常に包丁というより彫り刻むという旨にてなすべし。俎支度の型にてなすべきものなれど、次第によりて真の型にて許さることあり。 式次第 常のごとく真の礼より始むるべし、鞘はらいは素返しにてすぐさま陰に構へて向一文字に突くなり。転刃のち斬俎の法、陽に為し昭仁に構へつむ、ただちに前一文字突き根生構えにて箸を執るなり、その構えの箸を組み大きく斬光横一文字決めるべし、三稜法は崩しの法なり。 まづ向にむけて天にあげ定騎直にて騎走は上手に突くべし、鳥瞰決めて箸を立てん。 包丁の儀は落帆風の裁きより崩雲際裁きにて為し疎瞰にてまとめ、その詳細図別巻図にて伝う要は牽牛の意なるが星と伝う彫り刻まれしその勒(ほり)の様を以って伝はりしものなり。盛裁もその様以って為す常のごとく鳥瞰の法にて三方より重を受けてのち盛裁すなり、改敷のなり。式具(しぐ)より一をなして三方改むるべし、箸を法の裁きにて執り鳥瞰決めるなり、兜角に構へて満天突き力強く臨座を為して龍峯にあげん騎走より双構えにて昇剣なして砲剣に突くなり水月まとめて前方浪閣に構へてのち式具浄(きよめ)に移るべし、まづ箸を浄し改めおきて鞘を執るなり包丁浄の日月本勝手より逆にはこび転刃にて刃改めなしてのち鞘おさめは陰の型にて終わる。 以上の型は弧の箸裁きより鞘おさめに至る式具浄めのすべてに難あり。めりはりとは、勒(ほり)に心を配り静の中に風格のある序破急(ぢばきゅう)を求めるべし。包丁の儀における勒法は素にして実ある法とすべし。勒(ほり)きれしのちのその様は艶と和を疎かにすべからず。 心をもとにての包丁事ゆへ、ゆめゆめ侮ることなかれ

※この「伝書『牽牛勒法』」の解説は、「大草流庖丁道」の解説の一部です。
「伝書『牽牛勒法』」を含む「大草流庖丁道」の記事については、「大草流庖丁道」の概要を参照ください。

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