任期終了後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 06:10 UTC 版)
休職参加・休学参加の場合、帰国後すぐに元の職場・大学等に戻ることになる。新卒・退職参加の場合、国際協力キャリア情報サイトPARTNERなどを通して、活動中に得た知識やスキルを活かすことができる就職先を見つけることができる。2014年、経験者を採用したいという求人が増え、この5年で8倍になり、毎年1200人前後が帰国するが、2013年度の求人は2506人で、2倍以上の求人倍率になった。帰国隊員向けの研修や進路相談などがJICAによって実施されている。また教員や自治体採用試験などでは、協力隊経験者の特別選考枠などを設けている場合もある。進学に関しても、様々な大学院で特別受験枠が設けられている。 会社を辞めて青年海外協力隊に参加した者は、協力隊として活動する2年間で価値観が変わり、日本のサラリーマン社会に適応できなくなるなど、帰国後に再就職が困難であると言われることがある。大企業で安定した地位につくという日本的な社会的成功の尺度から考えると、協力隊経験はあまりプラスにはならないかもしれないが、協力隊経験を通してそういった固定的な価値観から解放され、社会的な評価を気にせずに自分が満足する生き方を選択する場合も多い。他方で、協力隊に参加後に、NGOで専任スタッフとして活動したり、大学院に進学して研究者となる者も増えている。
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