紀元前109年からの戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/21 04:34 UTC 版)
「ユグルタ戦争」の記事における「紀元前109年からの戦争」の解説
紀元前109年の執政官クィントゥス・カエキリウス・メテッルスが率いるローマ軍がユグルタを破るためにアフリカ北部へと派遣された。メテッルスは直接的にはユグルタ戦争の終結に寄与しなかったが、後に「ヌミディクス」の尊称を得ることとなる。 メテッルスは直接的な攻撃を仕掛けたが、ユグルタはまともに相手をせずにゲリラ戦に徹した。メテッルスはコンスルの任期終了後はプロコンスルとして引き続きユグルタとの戦争に当たったが、戦争は長期化した。逆にローマ軍の内部での争いが拡大しつつあった。即ち、メテッルスとその配下の武将であったガイウス・マリウスの間の争いである。 紀元前108年にメテッルスの許可を得てマリウスはローマへと戻り、紀元前107年のコンスルの選挙に立候補し、コンスルに選出された。マリウスの立候補はユグルタとの戦争における指揮権を狙ってのことであり、メテッルスに代わってマリウスがユグルタとの戦争に当たるように示した法案が元老院によって許可された。
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