他言語との接触によって生じた朝鮮語の変種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:42 UTC 版)
「朝鮮語」の記事における「他言語との接触によって生じた朝鮮語の変種」の解説
在日朝鮮語 在日韓国・朝鮮人が家庭内や仲間内で用いる朝鮮語。語彙や発音の面で日本語の影響を強く受けている。したがって、日本人の朝鮮語学習者と同じような発音となる傾向が非常に多く、また日本語からの借用語が極めて多い(ソニン、アユミなど)。また、在日朝鮮語を使用するのはオールドカマーである特別永住者が中心で慶尚道・全羅道・済州道などの南部地方出身者が多いため、中部方言であるソウル方言とは相違がある場合が多い。 在米朝鮮語 韓国系アメリカ人がコリアン・スクール等で習う韓国語。こちらは英語なまりの韓国語になる場合が多く、英語からの借用語を多く使う傾向がある。 中国朝鮮語 中国に居住する朝鮮族の間で使用される朝鮮語。 コリョマル 高麗人(旧ソ連、中央アジアに住む朝鮮民族)が用いる朝鮮語。中国朝鮮語同様、ベースは近代化以前の地方方言であり、音韻・語彙・統語全ての面でロシア語の影響を強く受けている。現在では若年層が習得することのほとんど無い、絶滅危機に瀕した言語変種である。
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