在米朝鮮語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 12:09 UTC 版)
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在米朝鮮語(韓国語) |
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話される国 | アメリカ合衆国、カナダなど |
地域 | 北アメリカ |
話者数 | 推定300万人程度 |
話者数の順位 | 不明 |
言語系統 | |
公的地位 | |
公用語 | なし |
統制機関 | なし |
言語コード | |
ISO 639-1 | なし |
ISO 639-2 | なし |
ISO 639-3 | なし |
SIL | なし |
在米韓国語 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 재미한국어 |
漢字: | 在美韓國語[注 1] |
発音: | チェミハングゴ |
日本語読み: | ざいびかんこくご |
RR式: | Jaemi Hangugeo |
MR式: | Chaemi Han'gugŏ |
在米朝鮮語(ざいべいちょうせんご、朝鮮語: 재미조선어 / 在美朝鮮語)または在米韓国語(ざいべいかんこくご、朝鮮語: 재미한국어 / 在美韓國語)は、アメリカ合衆国に在住する韓国人などが在米韓国学校協議会の民族学校や家庭等で身につける朝鮮語の変種[1]。
概要
在米韓・朝鮮民族は約250万人が確認されているが、その9割以上は大韓民国(韓国)系の在米韓国人・韓国系アメリカ人が占める。一方、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)系については両国の情勢も相まって2006年から約0.01%しか存在しないとされ、また延辺朝鮮族自治州などの中国国籍者は華僑と見なされる[2]。そのような背景から、該当方言の規範に北朝鮮の文化語や中国朝鮮語の影響は見られず、全面的に韓国の標準語の影響だけを受けている。
特に20世紀のソウル方言の影響が強い在米朝鮮語は、韓国人や在米韓国人などからは在美韓国語(재미한국어)[注 1]と呼ばれ、華僑からは在美韓語 (Zaimei Hanyu) と呼ばれる。
成立経緯
1960年代からアメリカに移民した韓国人は総勢200万人にも及び、彼らとその子孫たちによって北アメリカに韓国語圏が構築された。
言語学的特徴
前述の通り、在米韓国人のための韓国資本の民族学校などでは、全て韓国の標準語に基づき授業を行うため、必然的にソウル方言が規範となっている。
正書法
あくまで口語であり書記言語ではないので、文章にする際は標準的なハングル正書法で書かれる。よって、この言語に特有の正書法は存在しない。
ただし、在米韓国人の2世以降の世代が互いに私信などをやり取りする際は、ハングルもしくはラテンアルファベットを用いてこれを文字化することもあるが、在日朝鮮語やコリョマルに比して成立してからの時間経過も浅いため、そのような例もあまり多いとはいえない。
主な話者
脚注
注釈
出典
- ^ “NAKS_재외동포를 위한 한국어 1-1 - 재미한국학교협의회 (NAKS)”. www.naks.org. 2023年12月5日閲覧。
- ^ “Why The Number of North Korean Refugees in the United States Is So Low” (英語). NKHIDDENGULAG. 2023年12月5日閲覧。
関連項目
在米朝鮮語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:42 UTC 版)
韓国系アメリカ人がコリアン・スクール等で習う韓国語。こちらは英語なまりの韓国語になる場合が多く、英語からの借用語を多く使う傾向がある。
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