他のプログラミングモデルへの影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 07:32 UTC 版)
「メッセージ (コンピュータ)」の記事における「他のプログラミングモデルへの影響」の解説
オブジェクト指向の幾つかの専門用語の中にメッセージはオブジェクトにコントロールを渡すという意味で使われる。もしオブジェクトがそのメッセージに応答したならばそれはそのメッセージに対するメソッドを持っている。詳しくはオブジェクト指向プログラミングを参照すること。 純粋なオブジェクト指向ではメッセージパッシングは排他的にダイナミックディスパッチに投げられる様に機能する。 同じメッセージを二回同じオブジェクトに送信した場合、普通そのメソッドを二回請求する結果となる。もし、名前と引数が同じならば二つのメッセージは同じメッセージタイプと考えられている。 オブジェクトは自分のメソッド本体から他のオブジェクトにメッセージを送信できる。メッセージパッシングシステムの中で、究極遅延束縛 (英: extreme late binding) が可能である。 アラン・ケイ は彼の視点のオブジェクト指向プログラミングの中ではオブジェクトよりも重要なコンセプトだが、人々はよくそのポイントと場所を見逃し、オブジェクト自体に重点をおきすぎ、十分メッセージをその間に送ってないと主張した。ライブ分散オブジェクトのプログラミングモデルはこの所見を踏まえて作られた。それは分散型データフローのコンセプトを使い複雑な分散型システムの振る舞いをメッセージパターンの(高レベル)機能スタイル仕様書とみなした。 幾つかの言語では、あるオブジェクトがメッセージを処理するメソッドを持っていなくとも、それを持っているであろう他のオブジェクトを知っている場合に、メソッド呼び出しを1つのオブジェクトから他のオブジェクトに転送、もしく委譲することをサポートしている。メッセージ転送を参照。 1977年、カール・ヒューイットは計算制御構造は「メッセージパッシングのパターン」と見ることができると主張した。
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