メッセージパッシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/16 08:30 UTC 版)
「遠隔手続き呼出し」の記事における「メッセージパッシング」の解説
RPCクライアントは、実行する手続きと引数とを要求メッセージとして既知のリモートサーバに送信することで、RPCを開始する。サーバーがRPCを処理している間、クライアント側はブロックされる。サーバー上でメッセージが処理され、応答がクライアントに戻ってくると、クライアント上のプロセスは処理を続行する。 RPCプロトコルの実装によって微妙な違いをもった多くのバリエーションがあり、それらの間には互換性がない。 RPCが通常のローカル呼び出しと比べて違う点で重要なのは、予測できないネットワーク上の問題で失敗することがあるという点である。またそのような場合、手続きが実際に実行されたかどうかをクライアントが知ることができないことがある。そういったケースでは、二重に手続きを実行しても影響のない場合は容易に対処できるが、そうでなければ適切な対処は困難である。そのため、注意深く記述された低レベルなサブシステムの制限下で呼び出しコードを実行するという方法がよくとられる。
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メッセージパッシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 15:23 UTC 版)
「イベントループ」の記事における「メッセージパッシング」の解説
メッセージポンプという呼称は、プログラムのメッセージキュー(通常OSが割り当て、OSが所有する)からメッセージを汲み上げ、そのプログラム内で処理することに由来する。厳密には、イベントループはプロセス間通信の実装法の1つである。実のところメッセージ処理は多くのシステムに存在し、例えばMachのカーネルレベルのコンポーネントにもある。イベントループはメッセージを使用するシステムの実装技法の1つである。
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