京成電鉄・都営地下鉄浅草線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:12 UTC 版)
「停車駅通過防止装置」の記事における「京成電鉄・都営地下鉄浅草線」の解説
停車駅予報装置(ていしゃえきよほうそうち)と称し、停車駅が接近すると電子音が連続して鳴動する。都営地下鉄浅草線でエアポート快特に充当される車両は、同装置が搭載されている車両が原則となっている。 この他、京成の一部車両では特定の駅の接近時において電子音の鳴動とともに「お花茶屋、停車」などと音声を流して、都営地下鉄(5300形)・京急の対応車両(600形、10次車以降の1000形)では電子音の鳴動とともに運転台のモニタ装置に停車駅名を表示して通過防止を促すなど車種により異なる機能が付加されている。装置の設定方法も、独立した停車駅予報装置設定器を持つもの、モニタ装置にシステムが内包されているもの、行先・種別設定器の設定内容に連動して動作するものなどが存在し、仕様面については統一されていない。いずれの場合も相互直通運転を行っている京急線内、北総線内(京成成田空港線の列車として運行するアクセス特急は除く)では使用できない。また音声・表示で運転士に停車駅を知らせるのみで強制的にブレーキを動作させる機能は搭載されていないため、京成線内では万が一停車駅を誤通過した場合に備え、ATSと連動し未遮断の踏切道への進入を防ぐシステムが併用されている。 これとは別に、一部駅には地上側にも停車駅予報装置の設定・動作とは無関係に動作する表示装置が設置されている。都営浅草線では、押上・泉岳寺を除くエアポート快特停車駅の手前とホームの先の2箇所に表示装置が設けられ、エアポート快特が接近した場合は縦に並んだ2灯の点滅で停車を示す。そのほかの種別の場合は消灯する。京成線では特定の駅の手前に表示装置が設けられ、停車する列車が差し掛かった際に「停車」と点滅させる。
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