二度目の内閣総理大臣辞任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:49 UTC 版)
「安倍晋三」の記事における「二度目の内閣総理大臣辞任」の解説
2020年8月28日、内閣総理大臣の職を辞する意向を固めたと複数のメディアが報じ、その後首相官邸で行われた臨時閣議において、辞任する意向であることを表明した。 その後、首相官邸で行われた会見で「持病の潰瘍性大腸炎が再発し、国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではない」として正式に辞意を表明し、「様々な政策が実現途上にあり、コロナ禍の中、職を辞することについて、国民の皆様に、心より、心より、お詫び申し上げる」と謝罪した。一方で、次の首相が任命されるまでの間、引き続き職務にあたる考えを示した。 この辞意表明を受けて、自由民主党は総裁選を行うこととなったが、総裁選の時期や形式に関する対応は幹事長・二階俊博に一任された。二階は両院議員総会で総裁選を行い党員投票は省略する方向で調整する考えを示し、2020年9月14日の自民党総裁選挙において菅義偉が総裁に選出された。 2020年9月16日午前の閣議において、安倍内閣は総辞職した。その後、菅が国会の内閣総理大臣指名選挙、皇居での任命式を経て首相に就任し菅義偉内閣が成立したことを受けて、安倍は内閣総理大臣を退任した。「安倍一強」と呼ばれた首相を中心とする官邸支配的な七年間は、連続在職日数は2822日、通算在職日数は3188日と、いずれも歴代最長を記録した。
※この「二度目の内閣総理大臣辞任」の解説は、「安倍晋三」の解説の一部です。
「二度目の内閣総理大臣辞任」を含む「安倍晋三」の記事については、「安倍晋三」の概要を参照ください。
- 二度目の内閣総理大臣辞任のページへのリンク