事業構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 03:32 UTC 版)
「TableCheck」の記事における「事業構想」の解説
2011年3月に創業し、2013年に各種サービスをローンチして以来、同社のミッションは、「世界中のレストランとカスタマーのプラットフォーム」になることである。 現在は、飲食店向けの予約・顧客管理システムと消費者向けの飲食店検索・予約ポータルサイトを開発・提供しているが、同サービスを通じて行われる予約から蓄積される膨大な来店・喫食データや顧客情報などのビッグデータを活用する新たな事業構想がある。 その一つが飲食業界版信用スコアといえる「TableCheckカスタマースコア」である。来店客の来店履歴や頻度、利用金額やキャンセル率などの定量的データと、飲食店スタッフによるカスタマーへの定性的な評価を加味して、来店客をスコアリングし、公開・企業を越えて共有するというものだ。来店客は、より相性の良い飲食店から特典や優待を受けられ、飲食店側は、より相性の良い優良顧客と出合える、という双方にメリットを付与する新たな仕組みの開発に取り組んでいる。2020年内にカスタムスコアを発表することを宣言しているが10月現在はその関連のサービスをリリースしていない。 この「カスタマースコア」情報を企業を越えて共有することで、飲食業界のマーケティングの自動化、最適化を図ろうとするものである。ユーザーには、個別最適化された飲食店情報を、飲食店側には相性の良い優良顧客候補を提示しマッチングさせることが可能となる。これまでは、不特定多数に訴求する広告媒体に依存してきた飲食店のマーケティングだったが、近年はより個別最適化された情報提供が可能なツールが増え、広告依存のマーケティングからの脱却が進んでいる。
※この「事業構想」の解説は、「TableCheck」の解説の一部です。
「事業構想」を含む「TableCheck」の記事については、「TableCheck」の概要を参照ください。
- 事業構想のページへのリンク