主な登場人物・エピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 16:26 UTC 版)
「水木しげるの遠野物語」の記事における「主な登場人物・エピソード」の解説
水木しげる 本作の狂言回しとして登場。 柳田國男 民俗学者であり、遠野物語の著者。 佐々木喜善 遠野の出身者であり、柳田國男に遠野の民話を伝える。 山女 山に現れる大きな女性で、猟師などが遭遇。失踪した娘が山女として発見される事もある。 山男 山に入った娘を攫う大男。早池峰では眠っている山男が目撃され、傍には3尺ばかりの草履があったという。 寒戸の婆 失踪した娘が老婆の姿で30年ぶりに帰って来るが、またすぐに去ってしまった。 オクナイサマ 旧家で祭られる神。家の神、作の神の性格を持つ。 ザシキワラシ 土淵村での話が多く、山口孫左衛門の家には童女のザシキワラシが2人いた。 経立 動物が年を経ると怪しい能力を身につけ怪異を起こす。本作では猿と狼の経立が登場。 河童 佐々木喜善の曾祖母が幼少の頃に目撃。遠野の河童は顔が赤いという。 マヨイガ 偶然、山奥で立派な家を見つけるが中は無人。その際、家の中の物を何か持ち出せば長者になれるという。 オシラサマ ある娘が馬と夫婦になるが、怒った父親は馬の首を切り落とす。すると、娘と馬の首は天に昇り去り、神になったという。 天狗 ある若者が遭遇し、立ち向かうが返り討ちに。それから後、若者は手足を抜き取られた死体で発見される。 山神 鳥御前と呼ばれる翁が、綾織村の続石の陰で赤い顔の男女に遭遇。彼らをからかった為、翁は寝込み3日後に息を引き取る。 狐 菊池菊蔵が友人と相撲を取ったところ、持っていた餅が無くなっていた。菊蔵は狐に化かされたと知る。 雪女 小正月の夜などに童子を引き連れて現れる。 ゴンゲサマ 神楽舞の組毎に1つずつ備えられている木彫の像。神楽組が宿泊先で火事に遭うが、ゴンゲサマが火を喰ったという。 ヤマハハ 娘が1人で留守番をしているとヤマハハが家に侵入。娘は周りの人々に助けられ窮地を脱する。
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