中東とヨーロッパの邪視とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 中東とヨーロッパの邪視の意味・解説 

中東とヨーロッパの邪視

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 07:23 UTC 版)

邪視」の記事における「中東とヨーロッパの邪視」の解説

いくつかの文化では、邪視人々何気なく目を向けた物に不運与えジンクスとされる他方ではそれは、妬み眼差し不運もたらす信じられた。南ヨーロッパそして中東では、青い瞳を持つ人間には邪視によって故意に、あるいは故意ではなく呪い人々にかける力があるとして恐れた中東では、邪視対抗するアミュレットとして青い円の内側に黒い円の描かれ塗られボール(または円盤)が用いられた。 同様のお守りとしてファーティマの手がある。同様の目的広くユーラシアでは天然石虎目石天眼石(縞瑪瑙)も利用されるヨーロッパ人の間では、地中海沿岸が最も邪視信仰が強い。邪視を防ぐ伝統的な方法として地中海沿岸の船の舳先大きな目描かれているのをしばしば目にする。また邪視信仰北ヨーロッパ、特にケルト圏内広まった古代ローマでは、ファリックチャーム(陽根の魔除け)が対邪視に有効とされた(cf.金精様アイヌにも似た迷信があった)。同様に日本でも縄文時代儀式用いられたと考えられている男性器模した石棒出土している。 同じく邪視から身を守る動作としてコルナまたはマノ・コルヌータ(人差し指小指伸ばして後の指は握り込む動作)、マノ・フィコ(親指人差し指中指の間に挟んで握り込む動作古代ローマでは男性器を表す)がある。また今日侮蔑の意味でつかわれるファックサイン元来古代ローマでは上記サイン同様に邪視除けサインであった。その一方でプリアーポス侮辱の意味でも使われたことから両面性持ち合わせサインでもある可能性が残る。 ブラジルでは、 マノ・フィコの彫刻幸運チャームとして常に持ち歩く。これらの風習は、邪視文様をほと(女陰)として見たときに対応する男性器象徴対抗する、あるいは眼に対して先端恐怖症想起させる事や、見るに堪えない見苦しいもので対抗する呪術方法である。 邪視迷信ヨーロッパからアメリカ州持ち込まれた。1946年アメリカ合衆国マジシャン、アンリ・ガマシュが出版した邪視についてのいくつかのテキストアメリカ合衆国南部ヴードゥー医に影響与えた

※この「中東とヨーロッパの邪視」の解説は、「邪視」の解説の一部です。
「中東とヨーロッパの邪視」を含む「邪視」の記事については、「邪視」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「中東とヨーロッパの邪視」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中東とヨーロッパの邪視」の関連用語

1
14% |||||

中東とヨーロッパの邪視のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中東とヨーロッパの邪視のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの邪視 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS